この記事では「犬の歯磨きしないと寿命は縮む!手遅れで後悔した話を実体験から紹介」と題してお伝えします。
犬の歯磨き、みなさんはされていますか?
歯磨きを嫌がる犬は多いですよね!
ですが、犬の歯磨きをしないと寿命はどうなると思いますか?
ころすけはかつて愛犬の歯磨きを怠り、すごく後悔しました。
そこで、この記事では実際にころすけが体験した経験話を交えながら歯磨きの必要性や重要性をお伝えしたいと思います。
目次
犬の歯磨きしないと寿命は縮む!

左がルカくん。右が朔太郎くん。
犬が歯磨きしないと寿命はどうなるのでしょうか?
結論から言うと、犬の歯磨きをしないと大切な愛犬の寿命を縮めてしまうことになります。
Yahoo知恵袋などでも犬の寿命は縮むなど色んな情報が流れていますが、犬の歯磨きをしないと寿命が縮んでしまうのは事実です。
ころすけの家には現在もチワワの朔太郎くんがいますが、2年前までもう1匹のチワワのルカくんがいました。
ルカくんは朔太郎くんより10歳年上。
ルカくんはころすけが初めて迎え入れた犬でした。
そのため知識不足もあり、歯磨きをおろそかにしていました。
そして、歯磨きをおろそかにしたことでルカくんは心臓病を患い、結果的に寿命を縮めてしまいました。
ころすけは今でもルカくんのことを思い出しますし、申し訳ないことをしたとすごく後悔しています。
犬の歯磨きしないで手遅れで後悔した話を実体験から紹介

犬の歯磨きをしなかったために結果的に心臓病につながって寿命が縮まったとお伝えしました。
どういうことかお伝えします。
犬の歯磨きをしないと、人間と同様に食べカスが溜まって、歯垢が歯の表面につきます。
歯垢はまだ柔らかいので取れやすいですが、放っておくと歯石に変わります。
歯石はその名のように石のように硬いです。
歯石を放っておくと歯茎がパンパンに腫れて出血し、歯周病や口臭を引き起こし、歯茎の出血を起こします。
人間と同じですよね!
そして、人間でも最近言われていることですが、この出血する状態を放っておくと心臓病や脳梗塞、そして糖尿病を引き起こすんです。
日本臨床歯周病学会のホームページにも
歯周病の原因となる歯垢は細菌です。
引用元:日本臨床歯周病学会のHP
歯垢(細菌)は歯周ポケットの中に潜り込み、どんどんと歯周組織を破壊していき炎症を繰り返します。
この炎症によって出てくる毒性物質が歯肉の血管から全身に入り、様々な病気を引き起こしたり悪化させる原因となります。
歯垢による炎症性物質は、血糖値を下げるインスリンの働きを悪くさせたり(糖尿病)、肥満や血管の動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)を引き起こすと言われています。
(中略)
また、高齢者の死因上位の誤嚥性肺炎の原因は歯周病菌を飲み込んだことによるものが多いと言われています。
これは人間の話ですが、ワンちゃんだって同じです。
犬の歯磨きをしていないと色んな病気のリスクが高まるんです!
歯磨きをしていないと、寿命は確実に短くなります。
ルカくんは10歳を過ぎたあたりから心臓病を患ったのですが、歯磨きを怠ったことも原因の1つではないかと思っています。
犬の歯磨きをしないと心臓病のリスクが高まる!
犬が歯磨きをしないと心臓病になります。
中でも多いのが僧帽弁閉鎖不全症です。
<僧帽弁閉鎖不全症とは?>
出血した部分から”歯周病菌”が血管の中へ入り、最終的には心臓にまで到達します。
そして、歯周病菌が心膜や僧帽弁などに炎症を起こします。
炎症が起きると心内膜や僧帽弁が分厚くなります。
すると、僧帽弁が綺麗に閉まらなくなり、血液の逆流が起きます。
これが僧帽弁閉鎖不全症です。
僧帽弁閉鎖不全症を放置すると犬に最も多い心不全を引き起こして死に至ります。
ころすけの大事な家族だったルカくんも歯磨きを怠ったことで、この僧帽弁閉鎖不全症を患い、最終的には15歳で心不全を起こし亡くなりました。
僧帽弁閉鎖不全症は中年齢から高齢の小・中型犬に多くみられる病気です。
<僧帽弁閉鎖不全症が起きやすい犬種の一例>
- チワワ・ポメラニアン・プードル・ミニチュアダックスフント
- マルチーズ・キャバリア・ヨークシャーテリアなど
僧帽弁閉鎖不全症の初期症状は”むせるまたは吐くような咳”です。
特に夜間や興奮した時、また飲水時に咳が出やすいそうです。
ルカくんの場合も最初くしゃみに似たむせるような咳をするようになって、ころすけ達は”花粉症かな?”と思ってしまったんです。
しかし、いっこうに治らないため病院に行ったところ、僧帽弁閉鎖不全症と診断されました。
それからルカくんは長い間、心臓病の薬を飲み続けました。
14歳を過ぎたあたりからは、あばらの骨が折れるんじゃないかと思うぐらいの苦しそうな咳もしていました。
それに、心臓に溜まったお水を出すために利尿剤を飲んでいたため、何回もトイレに行ったりルカ自身も大変そうでした。
それでも約5年間も薬も飲みながらころすけ達家族の側でずっと癒しを与えてくれたルカくんには感謝しかありません。
ルカくんが僧帽弁閉鎖不全症になったのはころすけ(飼い主)の責任です。
実はルカくんは9歳の時に足の手術をしていて、その時に全身麻酔をするために一緒に歯石も取ってもらっていたんです。
その後にきちんと歯磨きを毎日してあげていれば、ルカくんともう少し一緒にいれたかもしれないと思うと今でも涙が出ちゃいます。
歯磨きを放置すると寿命が短くなる、そして大事な愛犬に苦しい思いをさせてしまうということを多くの飼い主さんに知ってほしいなぁと思います。
歯石の除去は大変

歯石取りをする場合は通常は全身麻酔下でしかしてくれません。
年齢が若いワンちゃんならまだしも高齢のワンちゃんに全身麻酔ってなんだか気が引けますよね・・・
なので、早い段階で歯磨きのケアを習慣にすることがすごく大事になってきます!
犬が歯磨きを嫌がる時のやり方を紹介

ワンちゃんの歯磨きを怠ると心臓病などを引き起こし、寿命を縮めてしまうことが分かっていただけたと思います。
でも、やっぱり犬って口の中に異物を入れられるのを嫌がりますよね!
ころすけの愛犬の朔太郎くんも歯ブラシは大嫌いです。
しかし、歯磨きをしないで放置するわけにもいかないので、おすすめのやり方を獣医師の方から教えていただいて、ころすけも実践しています。
その方法をみなさんにシェアしたいと思います。
犬が歯ブラシを嫌がる場合におすすめなのが
- 歯磨き粉(ペースト状のもの)
- 歯磨きガム
です。
今も元気な朔太郎くんは歯磨きガムがあまり好きでないので、ころすけ宅では歯磨き粉を使って毎日歯磨きをしています。
歯磨き粉でする歯磨きのやり方は?

使う歯磨き粉はペースト状のものです。
なるべく歯に留まってほしいので、本来であれば歯や歯茎に直接塗ってあげる方がいいです。
とはいえ、口の中に手を入れさせくれないワンちゃんもいると思います。
ころすけの場合、お風呂場や車の中など特定の場所だったら朔太郎くんは歯の中を触らせてくれます。
なので、お風呂場や車の中に行った時に歯磨き粉を直接歯や歯茎に塗るようにしてモミモミとマッサージするようにしています。
いつもと環境を変えてみると意外と口の中を触らせてくれるワンちゃんもいるかもしれません!
それでも、口の中に手を入れさせてくれないワンちゃんもいますよね。
ころすけ宅もころすけ以外の家族には口の中に手を入れさせてくれないんです。
なので、ころすけがいない時は手や歯ブラシの先に歯磨き粉をつけてそれを舐めさせています。
獣医師さんに聞いたところ、”ペースト状の歯磨きを舐めさせるだけでも効果はある”と言われました。
唾液の分泌が促進されるので、殺菌作用が生まれるようです。
本当は直接歯磨き粉を歯や歯茎に塗るのが一番良いです。
しかし、どうしても無理な時は歯磨き粉を毎日舐めさせるだけでも効果はあるので、続けてあげましょう!
おすすめの歯磨き粉も紹介!

ころすけの家でずっと使っている歯磨き粉はビルバックの歯磨き粉です。
ビルバックは世界最大の動物医薬メーカーです。
そんな動物医薬メーカーのビルバックの販売する歯磨き粉なので、動物病院でも売られています。
味は
- チキンフレーバー
- バニラミントフレーバー
- モルトフレーバー
- シーフードフレーバー
の4種類です。

ころすけの家ではずっとチキンフレーバーを使っています。
ルカくんも朔太郎くんもチキンフレーバーが大好きで、朔太郎くんは今でも飽きずに自分から舐めにくることもあるぐらいです。
歯磨きが苦手なワンちゃんでも使いやすい歯磨き粉だと思います!
他の方の口コミを見ても良い口コミが多いです。
家のワンは歯磨きは嫌いですがチキンペーストが好きでペロペロ舐めています。
引用元:楽天市場
到着し毎日使っております。味が好きなのか、嫌がらずにさせてくれます。
引用元:楽天市場
歯ブラシにこれをつけ、歯磨きだよー!と言うとみんな集まってきてくれます。歯磨きは嫌そうですが、声をかけたら集まってくれるのはこのペーストのおかげだと思っています。歯が白くなったり、口臭が軽減されたり、歯石に効果があったりするのかな?とは思いますが、長い間使わせていただいていますが効果を実感したことはないです。
引用元:アマゾン
チキン味はかなりお気に入りの様です。
口臭もスッカリなくなりました。
引用元:アマゾン
小さい頃に歯磨き習慣をさせてなかったので高齢犬になりたまに口の中で出血が見られたので購入。
ビルバッグの歯磨きガムにコチラをつけて与えてます。
引用元:アマゾン
このように、かなりビルバックの歯磨き粉はワンちゃんからも好評です。
歯磨きが苦手なワンちゃんはぜひ試してみてくださいね・:*+.\(( °ω° ))/.:+
\チキンフレーバーがおすすめ/
歯磨きガムでする歯磨きのやり方は?

歯磨きガムが好きなワンちゃんであれば歯磨きガムもおすすめです。
歯磨きガムを噛むことで唾液も出るので、その唾液が口の中をきれいにして虫歯や口臭を防いでくれます。
とはいえ、与えっぱなしにするとすぐに食べ終わってしまうワンちゃんもいますよね!
歯磨きガムはなるべく噛む時間を長くした方が効果があります。
なので、飼い主さんがある程度持っててあげて、短くなったら与えるという方がいいそうです。
ただし、歯磨きガムは大きいからいいというわけでもありません。
体格に合わない大きい歯磨きガムを与えてしまうと、誤って丸呑みして消化管を傷つけてしまいます。
実は朔太郎くんも歯磨きガムを誤って丸呑みしてしまった経験があります。
というのも、亡くなったルカくんは朔太郎くんよりも体格が大きくて、そのルカくんの歯磨きガムをそのまま朔太郎くんに与えてしまったんです。
その時は朔太郎くんが自分で歯磨きガムを吐き出してくれたので難を逃れました。
しかし、体格に見合っていない大きい歯磨きガムは危険なので、ちゃんと裏の注意書きをみて選んでくださいね!
おすすめの歯磨きガムも紹介!

歯磨きガムで有名なのはグリニーズのガムです。
動物病院によっては置いてあるところもあります。
ころすけが昔飼っていたルカくんもグリニーズのガムが好きで、よく噛んでいました。
ただし、先ほどもお伝えしましたが、体格に合わないガムを与えてしまうと丸呑みして危険です!
グリニーズのガムは
- 超小型犬 ミニ:1.3kg〜4kg
- 超小型犬 2〜7kg
- 小型犬 7〜11kg
- 中型犬 11〜22kg
- 大型犬 22〜45kg
と体格に合わせて選べるようになっています。
グリニーズのHPにも正しい歯磨きガムのやり方が紹介されていました。

歯磨きガムはワンちゃんが長い時間噛み噛みすることで歯磨きの効果が出ます。
なので、丸飲みするくせがあるワンちゃんは飼い主が手で持って与えてあげてくださいね^ ^
犬の歯磨きしないと寿命は縮む!のまとめ

この記事では「犬の歯磨きしないと寿命は縮む!手遅れで後悔した話を実体験から紹介」と題してお伝えしました。
犬の歯磨きをしないと確実に寿命は縮みます。
ころすけも飼っていた大切な愛犬の歯磨きを怠り、結果的に心臓病になってしまい、すごく後悔しました。
犬の場合は人間より歯石になるスピードが早いので、放っておくとあっという間に歯石になってしまって全身麻酔でしか除去できなくなってしまいます。
もしルカくんが歯磨きをきちんとして、心臓病を患っていなければ、16歳・17歳・18歳・19歳・20歳ともっと長く一緒にいれたのかなぁと今でも後悔しています。
ワンちゃんの歯磨きは確かにめんどくさいです。
でも、大好きな愛犬と長くいるためにも、手遅れになる前にぜひ早い段階から歯磨きをしてあげてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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