「平成狸合戦ぽんぽこ」では、自然を破壊する人間たちに抵抗するたぬき達の姿が描かれています。
そんな「平成狸合戦ぽんぽこ」のその後が気になりますよね。
狸たちの必死の抵抗の後に、狸たちの住処だった多摩ニュータウンはどうなったのでしょうか?
実は多摩ニュータウンのその後は「耳をすませば」のあるシーンで知ることができます。
そこで、この記事では「平成狸合戦ぽんぽこのその後。多摩ニュータウンのコンビニはどうなった?」と題して
- 「平成狸合戦ぽんぽこ」のその後は?
- 「平成狸合戦ぽんぽこ」の多摩ニュータウンのコンビニは「耳をすませば」でどうなった?
をお伝えします。
コンビニの場所もご紹介しているので、参考になれば嬉しいです。
目次
平成狸合戦ぽんぽこのその後は?
これも好き! pic.twitter.com/g6L3Fjt9eh
— 空が青い✨ (@cg6LZh3yirKDDdg) August 24, 2022
「平成狸合戦ぽんぽこ」ではタヌキ達が必死に都市開発をやめさせようとしていましたが、狸たちの住処である多摩ニュータウンのその後はどうなったのでしょうか?
「平成狸合戦ぽんぽこ」自体には続編はありません。
しかし、ジブリ作品の「耳をすませば」を見れば「平成狸合戦ぽんぽこ」のその後を知ることができます。
「耳をすませば」の舞台は聖蹟桜ヶ丘で、「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台と同じ多摩丘陵にあります。
平成狸合戦ぽんぽこのその後がわかるシーンはどんなシーン?
狸たちの住処である多摩ニュータウンのその後の姿は「耳をすませば」の冒頭で知ることができます。
- 「平成狸合戦ぽんぽこ」の公開は1994年7月16日
- 「耳をすませば」の公開は1995年7月15日
です。
「平成狸合戦ぽんぽこ」の1年後に「耳をすませば」は公開されています。
そして、「平成狸合戦ぽんぽこ」の終わりのシーンと「耳をすませば」の冒頭のシーンはつながっています。
そのシーンがこちら
↓
平成狸合戦ぽんぽこ
— コウ🌿 (@kou15296710) February 24, 2021
で、山を削って作ったのが
多摩ニュータウン。
そこが
耳をすませば
の雫の暮らす街。
「コンクリートロード~森を伐り~」
の歌は、ぽんぽこと繋がっている pic.twitter.com/r3Nn8bRoDG
上の画像が「平成狸合戦ぽんぽこ」の最後のシーン
下の画像が「耳をすませば」の冒頭のシーン
です。
「耳をすませば」の時代の1994年には開発がすっかり進み、イルミネーションが燦々と輝いているのが分かりますね。
狸たちの抵抗も虚しく、多摩ニュータウンの街がコンクリートだらけになって自然が少なくなってしまったのがわかります。
現実世界でも多摩ニュータウンの開発は1966年(昭和41年)から2006年まで行われており、すっかり森は切り開かれ、住宅街になってしまいました。
甘酸っぱい青春映画の「耳をすませば」にも自然破壊を進める人間へのメッセージが込められていると思うとジブリって奥が深いなぁと思います。
「耳をすませば」には”コンクリートロード”が登場しますが、その意味も考えると奥深いものがありますよ!
平成狸合戦ぽんぽこと耳をすませばの時代設定は?
「平成狸合戦ぽんぽこ」の時代設定は1970年前後の昭和40年代です。
そして、「耳をすませば」の時代設定は1994年です。
「平成狸合戦ぽんぽこ」から24年経った多摩ニュータウンの姿が「耳をすませば」では描かれています。
平成狸合戦ぽんぽこの多摩ニュータウンのコンビニはどうなった?
耳をすませばにファミマ出てくるけど、ファミマって20年以上前からデザイン変わってないのか… pic.twitter.com/JLIgRPgCP7
— ほくと (@hokutoEVOL) April 14, 2019
「平成狸合戦ぽんぽこ」では建設途中だったコンビニが登場します。
そして、「耳をすませば」では完成した姿が描かれています。
狸たちの抵抗も虚しく都市開発は進み、建設途中だったコンビニも完成しているという事実を知ると、狸たちに申し訳ない気持ちにもなりますね。
平成狸合戦ぽんぽこのコンビニのシーンを紹介
「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台は東京の多摩丘陵にある多摩ニュータウンで、時代設定は昭和40年代です。
昭和42年から始まった多摩ニュータウン計画によって開発が進む多摩丘陵では、タヌキたちの居場所がなくなっていました。
住む場所が減ってもめていたタヌキたちは、一致団結して危機を乗り越える計画を立てます。
こうして、多摩のタヌキの族長たちは「化学復興」「人間研究」を掲げて5か年計画を立てます。
そして、狸たちはのっぺらぼうに化け、建設途中のコンビニをあたかも完成しているかのように見せかけて、警察官を脅すわけです。
平成狸合戦ぽんぽこのコンビニの名前は?
のっぺらぼうに驚いた警察官が逃げ込んだコンビニの名前は「ファミリーイレブン」。2つの大手コンビニの社名を組み合わせたもの。看板にマックロクロスケがデザインされています。#平成狸合戦ぽんぽこ pic.twitter.com/ZT9bh15qoh
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) April 5, 2019
「平成狸合戦ぽんぽこ」では建設中のコンビニの名前は”ファミリーイレブン(Family Eleven)”です。
ファミリーマートとセブンイレブンの2つが混ざった名前ですね!
ファミリーイレブンの看板にはよく見ると「となりのトトロ」のまっくろくろすけが描かれているので、次に見るときは探してみてくださいね!
耳をすませばのコンビニのシーンを紹介
「耳をすませば」のコンビニシーンは2つです。
まずはオープニングで街並みの映像が流れた後、月島雫がお母さんに頼まれてコンビニで牛乳を買うシーンが描かれています。
また、月島雫がコンビニで立ち読みをしながら親友の夕子と待ち合わせているシーンも描かれています。
耳をすませばのコンビニの名前は?
「耳をすませば」のコンビニは”ファミリーイレブン”ではなく”ファミリーマート”です。
実在するコンビニの名前になっています。
コンビニの場所はどこ?

「平成狸合戦ぽんぽこ」で未完成で「耳をすませば」で完成したコンビニのモデルとなっている場所は、ファミリーマート 聖蹟桜ヶ丘店です。
聖蹟桜ヶ丘駅からさくら通りをまっすぐ歩いたところにある実在するコンビニです。
聖蹟桜ヶ丘駅周辺にはコンビニ以外にもたくさんの「耳をすませば」ロケ地があるので、ぜひ行ってみてくださいね!
<ファミリーマート 聖蹟桜ヶ丘店>
- 住所:〒206-0011 東京都多摩市関戸4丁目23−1 関戸ビル
- TEL:042-310-3925
- Googleマップはこちら
<平成狸合戦ぽんぽこの作品情報>
- 公開日:1994年7月16日
- 原作・脚本・監督:高畑 勲さん
- 企画:宮崎 駿さん
- プロデューサー:鈴木敏夫さん
<耳をすませばの作品情報>
- 公開日:1995年7月15日
- 原作: 柊あおい
- 製作プロデューサー・ 脚本・絵コンテ:宮崎 駿さん
- 監督:近藤喜文さん
- プロデューサー:鈴木敏夫さん
平成狸合戦ぽんぽこのその後は?のまとめ
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— 空が青い✨ (@cg6LZh3yirKDDdg) August 24, 2022
この記事では「平成狸合戦ぽんぽこのその後は?多摩ニュータウンはどうなった?」と題して
- 「平成狸合戦ぽんぽこ」のその後は?
- 「平成狸合戦ぽんぽこ」でたぬき達が守ろうとした多摩ニュータウンのその後はどうなった?
についてお伝えしました。
「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台となった多摩ニュータウンはたぬき達の抵抗も虚しく開発が進み、コンクリートだらけの街になっています。
その証拠として、「平成狸合戦ぽんぽこ」に登場するコンビニが「耳をすませば」で完成しています。
自然を破壊するのは一瞬ですが、その背景には森に住む生き物達の犠牲の上に成り立っていることを忘れてはいけませんよね。
物は豊かになっていますが、温暖化も進み、このままでは地球自体が壊れてしまう。
そんなメッセージが「平成狸合戦ぽんぽこ」からは伝わりますね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!