新潟県十日町市で開催中の『大地の芸術祭』で展示していた美術品のうち2つが中学校の生徒によって破壊されていた事件。
破壊されて公開ができなくなっている作品はクワクボリョウタさんの作品とカールステン・ニコライさんの作品です。
中学生は故意に作品を破壊したと言われています。
壊された2つの作品にも作家さんのいろいろな想いが詰まっているはずですよね!
そこで、この記事では「クワクボリョウタ作品破損の中学どこ?修学旅行の美術館破壊作品も画像付きで紹介!」と題して、
- 修学旅行の美術館破損を起こした中学はどこの中学なのか?
- クワクボリョウタさんやもう1人の芸術家の破損された作品はどんな作品なのか?
を画像付きでご紹介します。
目次
クワクボリョウタ作品破損の中学どこ?
今年5月に大地の芸術祭2022を見に行き「クワクボリョウタさんの作品あるじゃん!楽しみー!✨」と
— 藤田チャコス 絵描き (@chacos17) June 6, 2022
行ったら、『破損による非公開』となっていて悲しかった…。
損害賠償をされても、作品を壊された作家の気持ちとか、楽しみにして見れなかった人の気持ちとか、取り返しがつかないものがいっぱいある。 pic.twitter.com/5J1VViu7B5
修学旅行の美術館破損事件を起こした中学は新潟市立黒埼中学校です。
修学旅行の美術館破損された美術品の名前は?
黒埼中学校の生徒が修学旅行で訪れた美術館の名前は「越後妻有里山現代美術館MonET(モネ)」です。
そして、中学生が破壊した美術品は
- クワクボリョウタさんのLOST#6
- ドイツ国籍のカールステン・ニコライさんのWellenwanne LFO(ヴェーレンヴァンネ エル・エフ・オー)
の2作品です。
カールステン・ニコライさんの作品の方は既に修復が済んで公開されていますが、クワクボリョウタさんのLOST#6は修復不能な状態です。
クワクボリョウタさんはどんな人?
修学旅行生により作品を壊されてしまった、クワクボリョウタさん pic.twitter.com/8BuTsVCuhI
— toto (@tengcunminzi1) June 7, 2022
クワクボリョウタさんは栃木県宇都宮市出身の美術家です。
筑波大学芸術専門学群を卒業→筑波大学院芸術研究科デザイン専攻総合造形コースの修士課程を修了→岐阜県立国際情報科学芸術アカデミーを卒業しています。
1971年生まれの51歳です。
※2022年6月時点の年齢
カールステン・ニコライさんはどんな人?

カールステン・ニコライさんは1965年生まれの美術家で、現在はベルリンを拠点に活動しています。
また、カールステン・ニコライさんはアルヴァ・ノト名義でミュージシャンとしても活動しています。
2015年には坂本龍一さんと共同で音楽を制作した映画『レヴェナント:蘇えりし者』が「第73回ゴールデン・グローブ賞」作曲賞、「第59回グラミー賞」最優秀スコア・サウンドトラック・アルバム賞にノミネートされています。
カールステン・ニコライさんは人間の知覚や自然現象の持つ特性やパターンをテーマとして、美術・音楽・科学の領域をコラボレーションした作品を発表しています。
修学旅行の美術館破壊作品も画像付きで紹介!
赤ちゃん中学生により全損したクワクボリョウタさんのLOSTシリーズ、繊細で綺麗で大好き。
— むむむオバケ (@mu_mmm66) June 7, 2022
静寂の中コトコトというプラレールの音だけが響いて、走る列車の光が多様な角度から都市を浮かび上がらせる姿はノスタルジックで胸がきゅっとなるので出会えたらぜひ見てほしいです。 pic.twitter.com/vuH1lhjFl6
クワクボリョウタさんとカールステン・ニコライさんの作品はそれぞれどんな作品なのでしょうか?
マスコミに公開されている写真では分かりにくかったので、探してみました。
クワクボリョウタさんのLOST#6の画像

こちらがクワクボリョウタさんのLOST#6の画像です。
ちなみにマスコミに公開されている画像はこちらです。
↓

クワクボリョウタさんのLOST#6は床に置かれた農機具などに光を当てて壁に投影する作品です。
作品に使われている道具は十日町の織物機具の一部や農機具、この地域で使用されてきた用具です。
光に映し出された光景は、まるで十日町を車窓からの旅しているような感覚になれます。
幻想的な雰囲気です。
作品には柵がされていて中には簡単に入れなかったとのこと。
黒埼中学校の生徒は柵を越えて故意に美術品を踏み潰したと言われています。
クワクボリョウタさんの他の作品も紹介
札幌国際芸術祭で楽しみにしていた作品のひとつ、クワクボさんの「LOST #16」。動物園らしいモチーフや、札幌らしく街の雰囲気と自然の雰囲気が入り混じったような景色とか、複数の列車による影が重なり合って作り出す奥行きのある景色が素敵。 pic.twitter.com/9S7bKb15g0
— ぷらいまり。 (@plastic_candy) September 19, 2017
10番目の感傷(点・線・面)。
— Y.B.Nice&smooth (@ybn_19830922) June 7, 2022
クワクボリョウタさんのこの作品は
本当に好きで展示中何度か観に行った。
言い方は悪いけど、美術品に手を出す感性をお持ちの方は早く召されたらいいと思う pic.twitter.com/dsMMuYN9Or
これは昔札幌資料館で見たクワクボリョウタの展示だけど、本当に繊細で美しい作品なんですよ、、、 pic.twitter.com/PyPpMl5JFr
— 奏 (@emit_efil) June 6, 2022
こちらがクワクボリョウタさんの他の作品です。
光の演出が繊細で素敵ですね。
中学生はすでに分別がある年齢です。
おもしろ半分で壊してはいけないですね・・・。
カールステン・ニコライさんのWellenwanne LFOの画像

こちらは中学生が破損したもう一つの美術品であるカールステン・ニコライさんのWellenwanne LFO(ヴェーレンヴァンネ エル・エフ・オー)の画像です。
こちらの美術品は、スピーカーが放つ低周波数によって水面を振動させたり、広がる波紋へ同調したストロボが反射することによってスクリーンに映し出される仕組みになっています。
こちらの作品は修復され、現在は見ることができるようになっています。
カールステン・ニコライさんの他の作品も紹介
もう一度見たいと言われて何度も何度も来た道順を戻った作品。カールステン・ニコライさんの。全身で不思議な感じを面白がる。 pic.twitter.com/nxhnTTcAbk
— raichi (@raichi0063) September 8, 2014
市原湖畔美術館でカールステン・ニコライさんの個展を見る。圧倒された。ツアーじゃなかったら、ずっと見ていたかった。 pic.twitter.com/k5FkpMCNyJ
— 新川貴詩 (@shinkawa_takash) April 27, 2017
リボーンアートっての石巻でやってたからカールステン・ニコライさんって人の作品見てきた⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝⋆* pic.twitter.com/zLsuUG2SD7
— へろと🐘 (@heroto1101) September 10, 2017
カールステン・ニコライさんの個展「bausatz noto ∞」を、代官山のアートフロントギャラリーで見た。サウンドインスタレーション。ノイズが刻まれたカラーレコードと、4台のターンテーブル。12/23まで。 pic.twitter.com/qqo12XoSEF
— はむぞう (@hamuzou) December 23, 2015
こちらがカールステン・ニコライさんの他の作品です。
まさに現代美術といった作風ですね!
光や音、映像などがコラボレーションした美術作品に思わず引き込まれます。
越後妻有里山現代美術館MonET(モネ)について紹介
越後妻有里山現代美術館「キナーレ」は「MonET(モネ)」と名称を変え、常設作品を大幅に入れ替え、2021年7月22日にリニューアルオープン。#大地の芸術祭 の拠点にもなってるこちらの施設自体も作品のひとつ。
— ジンボラボ@写真も撮れる集客プロデューサー (@minamiuonuma) June 8, 2022
最近切ないニュースが届きましたが、応援の意味も込めて足を運んでみてはいかがでしょう? pic.twitter.com/6hs1miskcO
黒埼中学校の生徒が修学旅行で訪れた美術館の越後妻有里山現代美術館MonET(モネ)はどんな美術館なのでしょうか?
外国の作家さんも長期滞在して作品を作ってくれたりと、2021年7月22日素敵な美術館に生まれ変わったばかりでした。
ふざけた中学生によって作品が破壊される被害を受けた「越後妻有里山現代美術館 MonET」
— 社畜の民 (@syagakuz) June 6, 2022
間近で楽しむことができる作品が多く展示されており、性善説を前提に作られているような場所なのに
外国人の芸術家が日本に長期間滞在してここにしかない作品を作っているのに
非常に残念なニュース pic.twitter.com/ZSb2AYzRp7
今回は嫌なニュースで有名になってしまったMonET(モネ)ですが、道の駅クロス10十日町に併設された美術館で現在は大地の芸術祭作品23点が展示されています。
ぜひお近くの方は訪れてみてください!
入館料1,000円
ただし、芸術祭会期中が1,200円
また、会期中の池での特別企画展開催時は1,500円です。
住所:〒948-0003 新潟県十日町市本町6−1
営業時間:10:00~17:00(4/29~11/13は~18:00まで)
Googleマップはこちら
クワクボリョウタ作品破損の中学はどこ?まとめ
クワクボリョウタさんのコメント、涙が出そうになる!とっても素敵な作品だった。とっても素敵な方なのね。
— ぽんた (@_12431243) June 9, 2022
大地の芸術祭、2回行ったことあるんだけど、その名の通り、新潟の空気と土地と作品が混ざりあって、ほんとに魅力的な芸術祭なのよね。。また行きたいな🍀 pic.twitter.com/TaciPWlMUC
この記事では「クワクボリョウタ作品破損の中学はどこ?修学旅行の美術館破壊作品も画像付きで紹介!」と題して、
- 修学旅行の美術館破損を起こした中学はどこの中学なのか?
- クワクボリョウタさんやもう1人の芸術家の破壊された作品はどんな作品なのか?
をお伝えしました。
修学旅行の美術館破損を起こした中学の名前は新潟県市立黒埼中学校です。
修学旅行で破壊された作品は、クワクボリョウタさんとカールステン・ニコライさんの作品です。
美術品を画像付きでご紹介しましたが、どちらも素敵な作品ですよね!
今回は嫌な事件で有名になってしまった越後妻有里山現代美術館MonET(モネ)ですが、素敵な作品がいっぱいなのでぜひお近くの方は訪れてみてくださいね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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