耳をすませばの裏話!猫の恩返し・千と千尋の神隠しとのつながりも紹介

耳をすませばの裏話!猫の恩返し・千と千尋の神隠しとのつながりも紹介エンタメ・語学・仕事etc.

「耳をすませば」といえば月島雫と天沢聖司の甘酸っぱい恋愛青春ストーリーが描かれたアニメ映画です。


この記事では「耳をすませばの裏話!猫の恩返し・千と千尋の神隠しとのつながりも紹介」と題して、

  • 「耳をすませば」の裏話

  • 「耳をすませば」と「猫の恩返し」のつながり

  • 「耳をすませば」と「千と千尋の神隠し」のつながり

をお伝えします。


※ツイッターから画像をお借りしました。

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耳をすませばの裏話!

「耳をすませば」の原作は、マンガ雑誌「りぼん」に掲載されていた少女漫画で、原作者はひいらぎあおいさんです。

ここからは

  • なぜ少女漫画の「耳をすませば」がジプリ作品として映画化されたのか?

  • 「耳をすませば」で映画初監督を務めた近藤喜文よしふみさんの裏話

  • 「耳をすませば」の原作者の柊あおいさんの裏話

  • 「耳をすませば」の天沢聖司の声優の裏話

をお伝えします。

なぜ少女漫画がジプリ作品として映画化されたの?

なぜ少女漫画の「耳をすませば」がジプリ作品の原作に選ばれたのか不思議ですよね!


宮崎駿さんが原作漫画の「耳をすませば」を知ったきっかけは偶然です。


宮崎駿さんは毎年夏の休暇を義理の父親のアトリエで取っていて、姪っ子さんが置いていった少女マンガ雑誌を読むのが習慣になっていたそうです。



そして、1989年の夏に宮崎駿さんがアトリエを訪れた際にも姪っ子さんが置いていった少女マンガ雑誌を読んでいてボロボロになってしまったため、農協のスーパーで新しい「りぼん」を買ったそうです。



その「りぼん」に原作漫画「耳をすませば」の2話目が掲載されていて、宮崎駿さんが興味を持ちます。



宮崎駿さんは原作漫画の2話だけを読んで、休暇をともにしていた鈴木敏夫さん・押井守さん・庵野あんの秀明さん達と一緒にどんな話なのか勝手にイメージを膨らませていったそうです。



その後、実際に宮崎駿さんが原作漫画を全て読んだときに「ストーリーが違う!」と怒ったというエピソードもあります。



宮崎駿さんが勝手にイメージを膨らませていったのにも関わらず怒られるのはなんだか理不尽ですね(笑)



原作漫画の「耳をすませば」は1989年8月号〜11月号の4冊にしか掲載されていません。


もし宮崎駿さんが「りぼん」を手に取る時期がずれていたらジプリ映画の「耳をすませば」も生まれなかったかもしれないと思うと、偶然ってすごいなぁと感じますね!

監督・近藤喜文さんの裏話

「耳をすませば」の製作プロデューサー・ 脚本・絵コンテを担当したのは宮崎 駿さんですが、監督は近藤喜文さんです。


近藤喜文さんは「耳をすませば」が初監督作品です。


近藤喜文さんはアニメーターとして1970年代以降から宮崎駿さんや高畑勲さんの作品を作画面でずっと支えてきた方です。


宮崎駿監督の『未来少年コナン』『魔女の宅急便』『もののけ姫』や高畑勲監督の『赤毛のアン』『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』などの多数のジプリ作品の作画に携わっています。



そして、宮崎駿さんは「耳をすませば」の脚本をご自身で書いていますが、キャラクターの心情表現や日常描写が重要と考えて近藤喜文さんを監督に起用しています。



こうして近藤喜文さんは「耳をすませば」で初監督のメガホンを取ったわけですが、「耳をすませば」の公開された1995年の2年後の1997年の年末に解離性大動脈瘤で倒れてしまい、1998年1月に亡くなっています。


結果的に「耳をすませば」が唯一の監督作品で、遺作となってしまいました。

近藤喜文さんは宮崎駿さんと高畑勲さんから大人気!

近藤喜文さんは宮崎駿さんと高畑勲さんから大人気で、近藤喜文さんをめぐって宮崎駿さんと高畑勲さんが喧嘩をしたという逸話も残っています。


「となりのトトロ」と「火垂るの墓」は1988年に同時上映されました。


どちらの作品に近藤喜文さんが携わるか高畑勲さんと宮崎駿さんは揉めます。


高畑勲さんは「他は何もいらないからこんちゃんだけ欲しい」と言い、宮崎駿さんは「こんちゃんが入ってくれないなら僕も降板する」と言って両者譲らなかったそうです。



結局、鈴木敏夫さんが仲裁に入り、宮崎駿さんは自分で絵が描けるということで近藤喜文さんは「火垂るの墓」の作画を担当しました。

原作者の柊あおいさんの裏話①

「耳をすませば」の原作者はひいらぎあおいさんです。


柊あおいさんは「赤毛のアン」のファンを公言しています。



そして、「耳をすませば」の監督・近藤喜文さんは、TVアニメ「赤毛のアン」で作画監督とキャラクターデザインで参加しています。



近藤喜文さんから「耳をすませば」の夕子(雫の親友)が三つ編みでそばかすなのは「アン」を意識していたことを指摘され、柊あおいさんは感激したと言っています。


夕子がそばかすで三つ編みなのは「赤毛のアン」から来ていたんですね!

原作者の柊あおいさんの裏話②

「耳をすませば」に出てくるバロン(猫の男爵の置物)は、原作者の柊あおいさんが実際に持っていルものです。


柊あおいさんは、あるお店でバロンを見つけたものの値段が高くて諦め、悩んだ末に数週間後に買いに行ったところ売り切れていたそうです。


しかし、実はバロンを買ってたのは今の旦那様で、誕生日にプレゼントされています。


すごく素敵なお話ですよね!

天沢聖司の声優の裏話

天沢聖司といえば、バイオリン職人を目指していて「耳をすませば」の最後には雫にプロポーズするのが印象的な男の子です。


この天沢聖司の声を担当している方は俳優の高橋一生いっせいさんです。



高橋一生さんの収録当時の年齢は14歳です。



キャスティングする上で重要視された点が


①天沢聖司の年齢の15歳に近いこと
②日常の自然な演技ができること


です。


高橋一生さんは1990年にビートたけしさん主演映画『ほしをつぐもの』に出演したりと役者経験もあり、高橋一生さんは天沢聖司の声優としてうってつけだったわけですね!



高橋一生さんは「耳をすませば」の収録から1週間後ぐらいから声変わりが始まったとのことで、あの心地よい天沢聖司の声は奇跡的なタイミングで収録されたことになります。

耳をすませばと猫の恩返し・千と千尋の神隠しのつながりも紹介!

ここからは「猫の恩返し」や「千と千尋の神隠し」と「耳をすませば」のつながりについてお伝えします。

猫の恩返しと耳をすませばの繋がりとは?

「耳をすませば」のヒロイン・月島雫は小説家を目指して高校に進学することを決めました。


そして、その月島雫が書いた小説が「猫の恩返し」なんです。



「猫の恩返し」の原作はコミックの『バロン 猫の男爵』ですが、この『バロン 猫の男爵』の作者も柊あおいさんなんです。



「耳をすませば」と「猫の恩返し」の原作者が同じ方とはジプリではかなり珍しいことで、びっくりですよね!



原作者の柊あおいさんは「耳をすませば」の制作当時、ジブリの本社の近くに住んでいたため映画制作をきっかけに家族ぐるみの付き合いとなります。



そのことがきっかけで、柊あおいさんはのちに宮崎駿さんから映画化を前提にコミックの制作を依頼され、『バロン 猫の男爵』を書き下ろします。



このコミック『バロン 猫の男爵』は、『猫の恩返し』として2002年に森田宏幸監督でスタジオジプリでアニメ映画化されます。



ジプリが映画化を前提に原作を外注したことは今までなく、柊あおいさんジプリから原作を外注化された唯一の人物なんです。



宮崎駿さんがたまたま夏の休暇で姪っ子さんが置いていった「りぼん」を読まなければジプリ映画「耳をすませば」ができることもなく、その続編の「猫の恩返し」もなかったと思うと・・・


偶然や縁ってすごいぁと感じますね!



「猫の恩返し」の漫画には『耳をすませば番外編~幸せな時間』も収録されていますよ!


漫画も面白いので、読んでない方はぜひ読んでみてください♪

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猫の恩返しと耳をすませばのキャラクターの比較も紹介!

「耳をすませば」に登場するバロンムーンは「猫の恩返し」にも登場しているんです。


さっそく比較してみましょう!

バロンを比較

「耳をすませば」ではバロンという猫の置き物が登場します。


バロンの置物は天沢聖司の祖父・西司朗にし しろうが営む地球屋にあります。


バロンには対となる恋人のルイーゼの置物もありましたが、修理中のため離れ離れになって今も探しています。



中学3年生の月島雫はこのバロンを題材にした物語を書きますが、まだまだ未熟で思い通りの作品を書くことができませんでした。





このため、高校に進学して勉強を続けることに決めます。




その後に月島雫が書きあげた物語が「猫の恩返し」です。



「猫の恩返し」は高校生の吉岡ハルが車に轢かれそうな猫を助けたことから猫の国に招待されるという物語です。



「猫の恩返し」に登場するバロンはこちら




バロンは地球屋という猫の事務所で働いていて、肖像画にはルイーゼも描かれています。



「耳をすませば」のバロンと「猫の恩返し」のバロンは作風は違っていますが、”バロン(男爵)”の名にふさわしい凛々しさは変わっていませんね!

ムーンを比較

「耳をすませば」に登場するムーンムタお玉とも呼ばれています。


原作漫画の「耳をすませば」では黒猫でしたが、宮崎駿さんのリクエストで映画では太っちょの猫に変更されました。


雫が父の働く図書館にお弁当を届けようと電車に乗ったときにムーンも乗ってきて、あまりにも動じない姿に雫も気になって追いかけていましたよね!



そんなムーンは「猫の恩返し」にも登場します。


「猫の恩返し」では名前はムタで本名はルナルド・ムーンとなっています。

「猫の恩返し」のムタ(ムーン)の風貌はかなり巨大化して個性的な性格をしています。



ちょっと乱暴な性格ではありますが、親しみのあるキャラクターであることには変わっていませんね!

千と千尋の神隠しと耳をすませばの繋がりとは?

「耳をすませば」で天沢聖司が読んでいる本のタイトルは『霧のむこうのふしぎな町』です。


『霧のむこうのふしぎな町』は1975年に発売された児童小説で、作者は柏葉幸子さんです。



『霧のむこうのふしぎな町』は小学6年生のリナが一人で旅に出て「霧の谷」を訪れ、魔法使いの末裔たちが営む不思議な商店街・めちゃくちゃ通りに住んでいるへんてこりんな人々との交流が描かれているファンタジー小説です。



1995年公開の「耳をすませば」で天沢聖司が読んでいる本として『霧のむこうのふしぎな町』は登場しますが、その後1998年3月26日のスタジオジプリの企画会議で『霧のむこうのふしぎな町』を題材にした映画を作ろうと案が上がったそうです。



その後、2001年に「千と千尋の神隠し」が公開されていますが、『霧のむこうのふしぎな町』の小学生の女の子が不思議な街に迷い込むというストーリーが「千と千尋の神隠し」に影響を及ぼしています。




「千と千尋の神隠し」と「霧のむこうのふしぎな町」はかなり話の内容も変わっていて、オリジナルストーリーもたくさんあるので原作(原案)とは言えませんが、「霧のむこうのふしぎな町」は多少なりとも影響を受けている作品として知られています!



「耳をすませば」で聖司が読んでいた本『霧のむこうのふしぎな町』が、「千と千尋の神隠し」のストーリーに影響を及ぼした作品とは面白いですよね!

<耳をすませば>

  • 公開日:1995年7月15日

  • 原作: 柊あおい

  • 製作プロデューサー・ 脚本・絵コンテ:宮崎 駿さん

  • 監督:近藤喜文さん

  • プロデューサー:鈴木敏夫さん




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耳をすませばの裏話まとめ

この記事では「耳をすませばの裏話!猫の恩返し・千と千尋の神隠しとのつながりも紹介」と題して、

  • 「耳をすませば」の裏話

  • 「耳をすませば」と「猫の恩返し」のつながり

  • 「耳をすませば」と「千と千尋の神隠し」のつながり

をお伝えしました。



「耳をすませば」は、宮崎駿さんがたまたま夏の休暇中に姪っ子さんの置いていった少女まんが雑誌『りぼん』を読んだことがきっかけで制作にまで至った作品です。



その後、原作者の柊あおいさんがジプリ本社の近くに住んでいたことから家族ぐるみの付き合いが始まります。


そして、宮崎駿さんが柊あおいさんに映画化を前提として作品を依頼したことで、「耳をすませば」に出てくるバロンを中心としたお話「猫の恩返し」が生まれました。



偶然が偶然をよんで、「耳をすませば」や「猫の恩返し」ができたと思うと面白いですよね!



「耳をすませば」の中で聖司が読んでいる『霧のむこうのふしぎな町』という本は「千と千尋の神隠し」に影響を及ぼした本でもあるので、もう一度「耳をすませば」を見る時は聖司が読んでいる本にも注目してみてくださいね。


>>耳をすませばのコンクリートロードの裏話はこちら

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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