皮膚科でニキビに処方される薬はどんなのがあるの?皮膚科の勉強に役立つ本もご紹介!

美容、健康、ダイエット
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どうも、この記事を書いているころすけです。

ころすけも大人ニキビに1年以上悩んでいた過去があります。
先日の記事では、実際にころすけが実践して大人ニキビに効果があった方法をご紹介しました。

その中で、「皮膚科を受診することが自分の肌の状態を知ることになるので良いですよ~」と書いたのですが、ころすけは薬剤師なので、せっかくならどんな薬が処方されるのかをご紹介したいと思います(=゚ω゚)ノ

また、皮膚科の薬や漢方薬の勉強に役立つ本もご紹介します。

この記事でわかる事
  • 皮膚科でニキビに処方される薬の種類
  • 皮膚科の薬の勉強に役立つ本
  • 漢方薬の勉強に役立つ本

ニキビに処方される塗り薬(外用薬)はどんなものがある?


塗り薬を使い続けることで、毛穴のつまりを改善するだけでなく、ニキビができにくい肌にしていきます。

成分が1個だけ入っている塗り薬を単剤、2種類の成分を1個にまとめた塗り薬を合剤といいます。ここでは、単剤と合剤にわけて説明します。

それぞれ使用方法に注意点があるので、お薬をもらう時には薬剤師さんから説明を受けてくださいね!

成分が1個だけ入っている塗り薬(単剤)

塗り薬
  1. 抗生剤:ゼビアックスローション(成分:オゼノキサシン)ダラシンゲル(成分:クリンダマイシン)など。ニキビの赤い部分に塗布します。
    塗り薬を複数もらった場合は、この抗生剤の塗り薬を一番最後に塗布するようにします

  2. ベピオゲル(成分:過酸化ベンゾイル):ニキビの原因菌が増えるのを抑え、毛穴のつまりを改善します。
    ★25度以下で保存します。(できれば冷蔵庫保管が安心です)
    ★漂白作用があるので、まゆげや髪の毛、色柄物の洋服につかないようにします
    ★塗布の最初にぴりぴりとした刺激感が出る可能性があるので、しっかり保湿して乾燥対策をします。また、刺激感の軽減のために日焼け止めを塗るなど日焼け対策もおこないます

  3. ディフェリンゲル(成分:アダパレン):毛穴のつまりを改善します。
    ★塗布の最初にぴりぴりとした刺激感が出る可能性があるので、しっかり保湿して乾燥対策をします。また、刺激感の軽減のために日焼け止めを塗るなど日焼け対策もおこないます
    妊婦さんには使えません。

2種類の成分を1個にまとめた塗り薬(合剤)

塗り薬の合剤(2種類の成分を1個にまとめた薬)
  1. デュアック配合ゲルクリンダマイシン(抗生剤)と過酸化ベンゾイルの合剤
    ★2~8℃で保存します。(冷蔵庫で保管しましょう!
    クリンダマイシンは抗菌作用の目的というよりも、抗炎症作用の目的で配合されています。
    過酸化ベンゾイルの作用で毛穴のつまりを改善します。
    ★過酸化ベンゾイルに漂白作用があるので、まゆげや髪の毛、色柄物の洋服につかないようにします
    ★塗布の最初にぴりぴりとした刺激感が出る可能性があるので、しっかり保湿して乾燥対策をします。また、刺激感の軽減のために日焼け止めを塗るなど日焼け対策もおこないます

  2. エピデュオゲル過酸化ベンゾイルアダパレンの合剤。
    ★主に、重症急性期に使用します。
    ★異なる作用機序を有する有効成分の配合剤なので、相乗効果が期待できます
    ★ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌して、毛穴のつまりを改善します。
    ★室温保存(1~30℃)でOKです。
    ★過酸化ベンゾイルに漂白作用があるので、まゆげや髪の毛、色柄物の洋服につかないようにします

    ★塗布の最初にぴりぴりとした刺激感が出る可能性があるので、しっかり保湿して乾燥対策をします。また、刺激感の軽減のために日焼け止めを塗るなど日焼け対策もおこないます
    妊婦さんには使えません。

ニキビに処方される漢方はどんなものがある?

ニキビの状態によって、さまざまな漢方が使われます。

漢方
  • 十味敗毒湯(じゅうみばいどくとう)・・・化膿しやすく、赤みの強いニキビに用います。特に発生初期のニキビによく用いられます。
  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・・・すべての成分が熱を冷ます作用があり、強力に炎症を抑えます。化膿したニキビに用います。
  • 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)・・・「黄連解毒湯+四物湯+膿を出す生薬」から構成された漢方。皮膚や粘膜が過敏で、かさつきや炎症を繰り返すような化膿したニキビに用います。
    ※四物湯(しもつとう)は血液の流れが悪くなったり血液が不足することで、皮膚に栄養がいかないことで髪の毛や皮膚が乾燥しているような人に用いる漢方です。
  • ヨクイニン(ハトムギ)・・・水分代謝改善により、皮膚の美白効果や整肌効果が期待されます。江戸時代からイボをとる民間薬としても使われてきました。
  • 桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)・・・桂枝茯苓丸は月経不順によく用いられる漢方です。これに肌の状態を綺麗にする作用のあるヨクイニンを加えた漢方で、月経周期に伴い増悪するニキビに用います。

※参考文献:わかる!選べる!漢方薬163

この他にも、ニキビに対して処方される漢方はいくつかあります。
ニキビの状態やその方の状態によって使われる漢方薬は異なるのですが、まずは十味敗毒湯(じゅうみばいどくとう)が処方されることが多いです。

ニキビができている期間が長いほど、漢方が効くまで時間がかかると言われています。
しかし、漢方薬は表面上の治療だけでなく体質改善にもなるので、根気強く服用しましょう!

薬も大事だけど・・・保湿が大事!!

今回ご紹介した塗り薬のうち、過酸化ベンゾイルやアダパレンの成分が入っている塗り薬(べピオ、ディフェリン、デュアック、エピデュオ)は特に塗り始めに乾燥しやすく、ピリピリとした刺激感や皮むけが起きやすいので、保湿が大事です。

ご自身のスキンケア商品で構いませんので、たっぷり保湿したのちに塗り薬は使用しましょう!
※ドクターによっては保湿剤も一緒に処方されることもあると思います。



また、洗顔後だけでなく、マスクを外した後の保湿も大事ですよ~
実は、マスクを外したあとの直後の状態ってお風呂上りと同じ状態なんです。

お風呂から上がったら一気にお肌が乾燥しませんか?
急いで化粧水、乳液しますよね?

実はマスクを外したら、このお風呂上りと同じ状態が口周りで起こっているんです。

マスクを外した直後は一気に口周りの水分が持っていかれ、乾燥します。
肌が乾燥すると、皮脂が過剰に分泌されて、毛穴詰まりを起こし、ニキビを発生させてしまいます。

なので、マスクを外した後はなるべく保湿してあげることが大事です。

どんな保湿剤でもいいと思うのですが、ころすけは化粧の上からもスプレーできるアベンヌウォーターを持ち歩いてますよ(*^^*)

皮膚科の病態・薬が知りたい方にオススメの本

今回ご紹介する本は、ころすけが普段勉強するのに使用している本です。
ころすけは、文章だけツラツラ書いてある本が苦手です(;・∀・)

こちらの本は、カラー写真も多く分かりやすい文章で書いてあります。
実際に本屋に行って色々見た結果、この本が分かりやすいと思いました。


『ジェネラリスト必携! この皮膚疾患にこの処方』は、2部構成になっています。
1章では皮膚科で使われる薬についてそれぞれ書いてあり、2章では病態ごとにガイドラインに沿ってどのような薬が使われるのか書いてあるので、薬と病態を関連付けて覚えれるので分かりやすいですよ~

薬剤師だけでなく、医療従事者にオススメしたい本です(=゚ω゚)ノ

漢方の勉強に役立つ本

現在ころすけも漢方薬の考え方に興味があり、日々勉強中です。
薬学部では漢方薬を面白く教えてもらえなかったので苦手意識が強かったのですが、漢方は知れば知るほど面白いです。

漢方薬(中医学)の考え方は、西洋薬とまったく考え方が違いますので、どれから勉強していいかわからない方も多いと思います。

ころすけが愛用している本は『わかる!選べる!漢方薬163』『生薬と漢方薬の事典』です。



『わかる!選べる!漢方薬163』は、薬剤師でもある杉山卓也先生が非常に分かりやすく漢方薬について書いてくださっています。たとえば、荊芥連翹湯と十味敗毒湯がどのように違って使い分けするのかという事も書いてあるので、漢方薬を比較しながら勉強していくことができます。

杉山先生の勉強会に行ったことがありますが、杉山先生のお話は非常に分かりやすい説明なので、私も苦手だった漢方が身近な存在になりましたよ~

漢方薬ひとつひとつを学ぶ前に漢方(中医学)の基礎を学びたい方には、こちらの『漢方相談便利帖』がオススメです!

中身の構成生薬がどのような役割を持つのかを知りたい方には、『生薬と漢方薬の事典』がオススメです。この本は生薬の絵がカラーでのっており、生薬をイメージしながら効能を覚えていくことができます。
ころすけのように文章がツラツラ書いてあるだけでは頭に入ってきにくい方に特におすすめですよ♪

さいごに

今回は、にきびにどのような薬が処方されるのかについてご紹介しました。

ニキビの治療では、まずは塗り薬が処方されることが多いです。
ニキビの状態によっては漢方も一緒に処方されます。

さらに、ニキビの状態が悪い急性重症期には、エピデュオゲルと抗生剤の内服を併用することもあります。

と、これはあくまでガイドライン上の治療指針なので、実際には皮膚科の先生の指示に従って治療をすすめてくださいね~。

ころすけ
ころすけ

塗り薬の場合も漢方薬の場合もニキビが治るまで約3か月はかかると言われており、治療は長期戦になります。
なかなか治らないとそれもストレスになりますが、根気強く治療することが大事ですよ~

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