「名探偵コナン」に登場する宮野明美といえば灰原哀(宮野志保)ちゃんのお姉さんですよね。
宮野明美は灰原哀の生い立ちや過去を知るにあたり、とても重要な人物だよ。
また、黒の組織との関わりももっているため物語でもキーパソンとなります。
ところで、この宮野明美の登場する話がアニメと漫画で矛盾が生じているのをご存じでしょうか?
アニメを見て、”宮野明美が死んでない”と思う人もいるかも!
どういうことなのか気になりますよね。
そこで、この記事では「宮野明美(コナン)がアニメで死んでない理由はなぜ?生きてる可能性も考察!」と題して、
- 黒の組織10億円強盗事件のアニメと漫画の相違点
- 宮野明美がアニメで死んでない理由はなぜ?
- 宮野明美が生きてる可能性は?
を考察も交えながらお伝えします。
目次
宮野明美のアニメと漫画の相違点は?
皆さんもご存知の通り、宮野明美は灰原哀(宮野志保)のお姉さんです。
まずは、宮野明美について
・漫画とアニメの相違点
を伝えていくよ。
宮野明美のアニメと漫画の相違点【初登場回と死亡回】
広田雅美=#宮野明美 は、#シェリー=宮野志保の姉。黒ずくめの組織に属し、ジンに撃たれて死亡しますが、居合わせたコナンは組織との戦いへの決意を新たにしました。#名探偵コナン #コナン #新一 #蘭 #エピソードONE #エピワン #金曜ロードSHOW pic.twitter.com/x0qPWeS3YR
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) September 11, 2020
宮野明美の死亡回と初登場回をそれぞれまとめてみました。
初登場回 | 死亡回 | |
---|---|---|
漫画 | 第2巻FILE.4~FILE.7 | 第2巻FILE.4~FILE.7 |
アニメ | 13話 | 128話 |
漫画では、初登場回も死亡回も第2巻FILE.4~FILE.7だよ。
同じだよね!
ですが、アニメでは初登場回と死亡回にかなりブランクがあるんです。
アニメでは、初登場回は13話なのに、死亡回は128話だよ。
かなり間があいているよね!
どういうことかというと、宮野明美はアニメでは2回登場していて、最初の13話では死んでいないんです!
もしアニメを見ている方なら、
「あれ?」
「アニメで宮野明美は128話よりもっとはやく登場していたよね?」
と不思議に思った方もいるのではないでしょうか?
実はアニメでは、広田正美という偽名を使った“宮野明美”が2回登場しているよ。
アニメで宮野明美が初登場した回は13話(奇妙な人探し殺人事件)です。
そして、アニメではもう一度宮野明美が登場する話があります。
それが128話(黒の組織10億円強奪事件)です。
この128話(黒の組織10億円強奪事件)で、宮野明美は死んでるよ。
宮野明美登場回のアニメ13話と128話の相違点とは?
今日12/6は #姉の日🌷『名探偵コナン』には大勢「素敵なお姉さん」が登場します✨その中で今日取り上げるのは、灰原哀こと宮野志保の姉、宮野明美です。強く優しく、妹思いの宮野明美は登場回こそわずかなものの、読者の心に残る「姉」でした。 pic.twitter.com/v87RqFKZNa
— 青山剛昌ふるさと館 (@gamf_staff) December 6, 2021
原作漫画では宮野明美は1回しか登場していませんし、その回で亡くなっています。
なぜアニメでは2つの話が存在するのか不思議だよね。
アニメ13話と128話には明らかな相違点があります。
<コナンアニメ13話>
13話(奇妙な人探し殺人事件)に登場する宮野明美は死にません。
しかも、この事件の黒幕は“沖田”と呼ばれる男です。
この男は結構小物感の強めな男で、単独で犯罪を犯しています。
アニメ13話の事件は、黒の組織は全くの無関係だよ。
<コナンアニメ128話>
128話(黒の組織10億円強奪事件)に登場する宮野明美は死亡してしまいます。
こちらの事件の黒幕は黒の組織です。
宮野明美は黒の組織のジンによって撃たれて殺されてしまいます。
アニメ128話の事件は、黒の組織がガッツリ関係しているよ。
このようにアニメ13話と128話では、宮野明美の生死も違うし、犯人も違うという奇妙なことになっているんです。
宮野明美登場回のアニメ13話が矛盾の原因!
#死ななくてよかったキャラ晒す
— Ⓜ️ (@sumoyumm123) December 10, 2019
宮野明美さん
お願いだから赤井さんと幸せになって欲しかった😭😭😭
そして来年の映画も出て欲しかった… pic.twitter.com/wGZJ66T29W
アニメ13話(奇妙な人探し殺人事件)に登場する宮野明美は逮捕されて生きています。
ですが、原作漫画やアニメ128話の同じ事件で宮野明美は死にました。
そして、この事件による宮野明美の死が灰原哀が黒の組織から脱走するきっかけにもなっています。
つまり、アニメ13話が原作とは違う展開になっていて、混乱の元になっているよ。
アニメ13話の“宮野明美が生きている”設定は原作漫画どおりに話を進めるためには、かなり矛盾してますよね!
実はこの矛盾をなくすために、13話と128話に登場する宮野明美は異なる人物とされているよ。
つまり、アニメでは宮野明美が同姓同名で二人存在しているんです!
・アニメ13話の宮野明美は灰原哀の姉とは無関係の全くの別人。
・アニメ128話の宮野明美が灰原哀の姉。
という別人設定になっているよ。
ややこしいですよね(^◇^;)
最初にアニメ13話を見た人があとから128話を見ると、”宮野明美が2人いる?なんで?”と不思議で仕方がないと思います。
宮野明美がアニメで死んでない理由はなぜ?
ここまで、アニメ13話と128話で2人の宮野明美が登場することをお伝えしました。
2人は別人という設定だよ。
でも、”なぜこんなにややこしいことになったの?”と思いますよね。
そこで、ここからはアニメでなぜ宮野明美が2人存在するというややこしい設定になったのか、その理由をお伝えします。
アニメ13話で宮野明美が死んでない理由は?
名探偵コナンで死亡する美人の女性、基本的に「助けられなかった人」というキャラが多いような印象
— 大久保マコト (@makoto_ookubo) September 19, 2020
宮野明美さんはその最たる存在だし、特別編で安売りしてる美女被害者が本編のほうにほとんどいないのは、こういう特別な人として物語内での存在を印象づけるねらいもあるんじゃないかなと思ったり pic.twitter.com/CRRiLjbY7f
アニメ13話で宮野明美が死んでない理由は、当時はアニメ放送が長期になると思われてなかったからです。
13話の放送当時はアニメ「名探偵コナン」がまだ放送開始になったばかり。
こんなに人気が出るかも分からない状況でした。
つまり、いつまでアニメが続くか分からない状況だったんだよ。
なので、いつでもアニメを放送終了できるように、できる限り黒の組織に関する話をカットしていました。
よって、アニメ13話では黒の組織は関わらない事件として、オリジナルな展開に変更されたんです。
こうして、13話では宮野明美が死亡せずに“逮捕される=生きている”という結末になったよ。
しかし、アニメ制作人の予想に反して、アニメの放送が長年続いていくことになります。
そして、129話「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」で灰原哀が登場する際に、宮野明美が生きていたら辻褄が合わなくなるとアニメ制作陣が考えます。
そのため、新たに128話で宮野明美が登場し、死亡するという話が放送されたよ。
この128話では原作通り、宮野明美(灰原哀の姉)は殺されています。
最初はこんなにコナンが続くと思っていなかったから、黒の組織の話をカットして、アニメオリジナルの展開にしてしまったんだよね。
結果的に、アニメ13話で宮野明美が死んでないというおかしなことになってしまったわけです。
宮野明美がアニメで死んでないことに対する声も紹介!
宮野明美がアニメで2回登場することに対する世間の声をツイッターからご紹介します。
アニメ唯一の失点は、不思議な人捜し殺人事件を黒の組織から切り離してしまったこと。おかげでよく分からない謎のオリ話で宮野明美の回をやらなくてはならなくなった
— 時報@元・やる夫村人狼 (@air_jihou) December 9, 2016
そうか・・・13話で死ぬはずだった宮野明美をアニメ版で生かしてしまったんだっけ・・・下手にオリジナルと変えると矛盾ができるね・・・
— 晴陽(はるひ) (@haruhi89) May 4, 2017
このようにアニメ版で最初に宮野明美が死なない設定にしてしまったことを残念がる視聴者は多いよ。
私もアニメでこの2つの話を最初に見たときは、2つの話の宮野明美は同一人物だと勘違いしてしまいました。
銀行員として働いている宮野明美が登場してきた時、”釈放されたんだな”と思ってしまいました。
アニメだけ見ていたら、最初は矛盾に気づけないよね。
昔からコナンのアニメや漫画を見ている人なら、”すぐに宮野明美は別人”と理解できるかもしれません。
しかし、今からアニメのコナンを新たに見ようとしている人にとっては、13話と128話の宮野明美は凄くややこしい設定だと思います!
宮野明美が生きてる可能性も考察!
宮野明美は宮野志保(灰原哀)のお姉さんということで、灰原哀の気持ちを考えると生きていてほしいというファンも存在します。
ですが、宮野明美が生存している可能性はあるのでしょうか?
個人的には宮野明美は生きていないと思うよ。
というのも宮野明美はジンに撃たれて亡くなっており、その後、警察が事件として取り扱っている場面が描かれているからです。
日本の警察も無能ではありません。
検死しているということは宮野明美は確実に死んでいると思う。
残念ながら宮野明美は死んでいて、宮野志保(灰原哀)を登場させる伏線のためのキャラとして登場した可能性が高いと思います。
でも、アニメ13話の宮野明美は生きてるよ。
別人設定とはいえ、生きてると思うと浮かばれるかもしれないね。
宮野明美がアニメで死んでない理由のまとめ
そこで、この記事では「宮野明美がアニメで死んでない理由はなぜ?生きてる可能性も考察!」と題して、
- 黒の組織10億円強盗事件のアニメと漫画の相違点
- 宮野明美がアニメで死んでない理由はなぜ?
- 宮野明美が生きてる可能性は?
をお伝えしました。
原作漫画では宮野明美は1回だけ登場しています。
一方、アニメでは宮野明美は同姓同名で2人存在して、2回登場しているよ。
放送当時、アニメがどのくらい続くかどうか見込みが立たなかったので、アニメ製作陣が黒の組織に関係ない話に変更したことが原因です。
アニメでは同姓同名の別人の宮野明美が登場するという設定になり、最初の宮野明美が生きてることになってるよ。
とはいえ、最初からコナンがこんなに人気が出る作品になるとは誰も予想できなかったのでしょう。
宮野明美は黒の組織との関わりでも重要な人物なので、アニメ制作陣にとって必要な修正だったと言えます。
これからアニメを見る視聴者さんが”宮野明美が2回登場すること”に頭が混乱しないことを祈ります!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。