コナン映画2023「黒鉄の魚影(サブマリン)」。
私も初日に見てきました!
コナン映画2023を見に行った方であれば、最後のベルモットの行動の意味を気になった方も多いのではないでしょうか?
なぜベルモットは灰原哀ちゃんを助けたのかな?
そもそもベルモットがコナンを守る理由ってなんだっけ?
それに、なぜパシフィック・ブイは最後に破壊する必要があったのかも気になります!
そこで、この記事では「ベルモットが灰原を助けた理由はなぜ?黒鉄の魚影の最後の意味を考察!」と題して、
- 「黒鉄の魚影(サブマリン)」の最後で、なぜベルモットは灰原哀を助けたのか?
- 「黒鉄の魚影(サブマリン)」で、なぜパシフィック・ブイは最後に破壊する必要があったのか?
などコナン映画2023の最後の意味を考察したいと思います。
目次
ベルモットなぜ灰原助けた?
まずはベルモットがなぜ灰原哀を助けたのか考察する前に、コナン映画2023「黒鉄の魚影」のストーリーを簡単に振り返っておきたいと思います。
<黒鉄の魚影のストーリー>
黒の組織のメンバーの1人・ピンガがグレースという女性職員に変装。
そして、変装したピンガが、老若認証システムの開発者の直美・アルジェントを誘拐するというストーリーが描かれています。
黒の組織の当初の目的はこの老若認証システムを使って過去の防犯カメラの映像を改ざんし、黒の組織のメンバーの痕跡を消すことだったよ。
そのために開発者である直美・アルジェントを誘拐したのですが・・・
直美・アルジェントの持っていたデータに「宮野志保=灰原哀」を示すデータがあったんだよね!
そして、宮野志保が幼児化して生きているという可能性に行き着いてしまいます。
この時ジンは一緒にいなかったのですが、ジン大好きのウォッカはジンが来るまでにピンガと一緒に灰原哀を誘拐し、ジンへの手土産にしようと考えます。
こうして灰原哀ちゃんは誘拐されたものの、コナンの活躍で哀ちゃんを救い出すことに成功!
その後、コナンの推理でピンガ=グレースと判明し、ピンガはパシフィック・ブイから逃亡します。
しかし、ここで問題が出てきます。
ピンガはコナンに向かって「お前は工藤新一が幼児化した姿だろ?これを伝えれば、俺はジンよりも上の立場になれる」と言ったよ。
つまり、このままでは
- 工藤新一はコナンが幼児化した姿である。
- 灰原哀は宮野志保が幼児化した姿である。
とジンたちにバレてしまう可能性が残ってしまったわけです。
だけど、結局、ベルモットがお得意の変装技で世界各国で宮野志保の格好になり、老若認証システムを改ざん。
そして、ベルモットは、直美・アルジェントが持っていた「宮野志保=灰原哀」のデータには重大な欠陥があるとジンに伝えます。
こうして老若認証システムが使えないと判断したジンは、パシフィック・ブイごと魚雷で爆発させ、破壊しました。
つまり、ベルモットのおかげで、灰原哀やコナンが幼児化した姿であることが黒の組織にバレずに済んだわけ。
では、なぜベルモットはここまで面倒臭いことをしてまで、コナンや灰原哀を助けたのでしょうか?
ベルモットが助けた理由由は3つあると考察するよ。
ベルモットが助けた理由①
これからコナン映画観る人へ
— あゆこ (@0gz32505266502u) April 13, 2023
コナン、蘭、灰原、ベルモットの関係知っておくとより楽しめるかも
第286-288話 工藤新一NYの事件 を見て!! pic.twitter.com/C6TVJ9G70E
ベルモットが助けた理由1つ目は、コナン(工藤新一)に恩義があり、コナンを助けたかったからと考えられます。
ベルモットはコナンに恩義があるんだよね。
ベルモットは工藤新一と毛利蘭に命を助けられたことがあり、そのため工藤新一(コナン)と毛利蘭に恩義を感じています。
ベルモットが工藤新一に助けられた事件とは、高校1年生の工藤新一と毛利蘭がニューヨークに行った時に起きた事件だよ。
※アニメ286話〜288話とコミック34〜35巻の「工藤新一NYの事件」参照
ニューヨークで工藤新一(コナン)と毛利蘭は、工藤有希子の親友のベルモット(この時はシャロンの姿)に出会います。
そして、ある事件の帰りに、廃ビルの中でベルモットが扮する通り魔(銀髪の男)と対峙することになります。
ベルモットは拳銃で蘭を殺そうと柵に寄りかかったところ、柵が壊れ、ベルモットは絶体絶命のピンチに・・・。
だけど、毛利蘭と工藤新一は2人で協力してベルモットを引き上げ、助けてあげたんだよ。
ベルモット(銀髪の男)がなぜ助けたのか問いかけたところ、工藤新一は「人を助けるのに、理由はいらない」と言いました。
新一ってば高校1年生のくせに、キザなセリフ!
かっこいい!
この言葉にベルモットは影響され、さらに恩義を感じます。
そのため、ベルモットはコナンの正体が工藤新一であることを知っていても殺そうとしません。
ベルモットは工藤新一(コナン)への恩義から、今回の「黒鉄の魚影」でも同様にコナンを助けてくれたと考察するよ。
ベルモットが助けた理由②
すぐさまシルバーブレットの腕を褒めるベルモット、本当に好き………(コナン×ベルモットのオタク並みの感想) #漆黒の追跡者 pic.twitter.com/VN12h8wINQ
— あーてんど (@are_tend) April 14, 2023
ベルモットが助けた理由2つ目は、ベルモットは黒の組織に不満があり、黒の組織を潰せる可能性のあるコナン(シルバーブレット)を失いたくなかったからと考えられます。
ベルモットの過去に何があったのかはまだ明かされていません。
だけど、ベルモットが黒の組織を潰したいと思っているのは確かだよ。
ベルモットは工藤新一(コナン)の推理力や「人を助けるのに理由はいらない」という考え方を買っており、黒の組織をぶっ潰せるシルバーブレット(銀の弾丸)になれると思っています。
狼男を一発で仕留める童話になぞらえて、ベルモットはコナンのことをシルバーブレットと呼んでいるよ。
ということで、ベルモットはシルバーブレットを失うわけにはいかず、工藤新一=コナンと黒の組織にバレては都合が悪かったんです。
灰原哀が幼児化したことがバレれば、必然的に灰原哀と一緒に行動しているコナンも目をつけられてしまうよね。
最終的に、コナン=工藤新一とバレる可能性は高いです。
なので、ベルモットは今回もコナンを助けてくれたと考察します。
ベルモットが助けた理由③
ベルモットが助けた理由3つ目は、コナンとの約束で「灰原哀には手を出さない」としていたからです。
ベルモットはコナン(工藤新一)と”灰原哀には手を出さない”という約束を交わしているよ。
※アニメ345話とコミック42巻の「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」参照
なので、ベルモットは自らの手では灰原哀を殺そうとはしません。
ただし、コナンとの約束はあくまで”自らは手を出さない”だよ。
その後の事件で、ベルモットは安室透(バーボン)の手によって灰原哀(シェリー)を殺させようとするなど、灰原哀(シェリー)には死んで欲しいと思っています。
※アニメ701-704話とコミック78巻の「漆黒の特急(ミステリートレイン)」参照
あくまでベルモットが守りたいのはコナン(工藤新一)や毛利蘭であって、シェリー(灰原哀)のことは嫌っているよ!
ですが、映画「黒鉄の魚影(サブマリン)」では灰原哀のことを助けてくれましたよね。
なぜ灰原哀を助けてくれたのでしょうか?
灰原哀を助けてくれた理由について、次の項目でもう少し掘り下げたいと思います。
黒鉄の魚影のベルモットの最後の行動の意味を考察!
ベルモットが灰原哀を助けた理由は以下の3つと考えられます。
<ベルモットが灰原哀ちゃんを助けた理由>
- コナンに恩義があるから。
- 組織をぶっ潰せる可能性のあるシルバーブレット(コナン)を失うわけにはいかなかったから。
- コナンと灰原哀には手を出さない約束をしていたから。
ですが、ベルモットは自ら手を出さないとしているだけで、灰原哀がどうなろうと知ったこっちゃありません。
だけど、ベルモットはわざわざ宮野志保に扮するという面倒くさいことをして助けてくれたよね!
その理由はコナン映画2023「黒鉄の魚影」の最後の方のシーンで分かるよ。
黒鉄の魚影でベルモットが灰原哀を助けた理由を深掘り!
まだ見てない後輩を連れて2回目の潜水しました‼️‼️‼️‼️‼️2回目の方が冷静に見れた。やはりベルモット最高。好き。 pic.twitter.com/a2nnJkfIE0
— 影山は❸潜水済 (@nibosi_kageyama) April 17, 2023
ベルモットが映画「黒鉄の魚影」で灰原哀を助けた理由は、灰原哀がデパートでフサエブランドのブローチを譲ってくれたからです。
フサエブランドとはフサエ・キャンベル・木之下が手がけるイチョウをモチーフにした有名ブランドのことだよ。
灰原哀はこのフサエブランドが大好き!
コナン映画2023「黒鉄の魚影」の冒頭では、灰原哀がフサエブランドの限定品の整理券をゲットしていましたよね。
しかし、灰原哀はその後に現れたお婆さんにその整理券を譲っていました。
(この様子をたまたま見ていた鈴木園子が、灰原哀へのご褒美に八丈島に招待していましたね。)
実はこのお婆さんこそベルモットだったんだよ!
映画のラストで、ベルモットが灰原哀から譲り受けた整理券でゲットしたと思われるイチョウのブローチをつけていました。
映画ではフサエブランドのモチーフがイチョウということは触れられていないので、今までコナンのアニメや漫画を見続けていた人でないと分からなかったと思います。
ベルモットは灰原哀が自分のためにフサエブランドの整理券を譲ってくれたので、その恩を返すために灰原哀を助けてくれたんだと思う!
ベルモットは今後も灰原哀を助けてくれるのか?
結論から言うと、ベルモットは今後もなんだかんだ灰原哀のピンチを助けてくれると思います。
黒の組織の中でベルモットだけが”灰原哀=宮野志保”と気づいています。
そして、灰原哀がピンチに陥るということは、工藤新一(コナン)の正体が黒の組織にバレる可能性が高いです。
ベルモットはいくら灰原哀が好きでなくても、コナンを守るため灰原哀を助けてくれる可能性は高いと思う。
ただし、ベルモットは「黒鉄の魚影」でフサエブランドの整理券を譲ってくれた恩義は返したと思っていそうですよね。
なので、ベルモットがこれから先も灰原哀を助けたとしても、あくまでコナンや毛利蘭のためと考えていいのではないでしょうか!
フサエキャンベルとベルモットの関係は?
フサエ・キャンベル・木之下さんは
— 映画太郎 (@DRjIDurY2LwyJUS) April 14, 2023
やっぱり超重要人物なのかもしれない。
フサエさん初登場のアニメ421・422話(原作40巻)見返すと、灰原がアメリカでいじめられていた話しも出てきてて、黒鉄の魚影の前日譚になってる。
ベルモット、灰原、メアリーとも何か関係がありそうですね。
#名探偵コナン pic.twitter.com/sSUDlODUrs
少し前にフサエ・キャンベル・木之下があの方(烏丸蓮耶)説がありましたが、フサエ・キャンベル・木之下の黒幕説は青山剛昌先生が違うと断言しています。
青山先生が黒幕ではないと言っている人物については別の記事にまとめているよ。
気になる人は読んでみてね。
なので、フサエ・キャンベル・木之下は阿笠博士の初恋相手という位置付けですよね。
では、映画「黒鉄の魚影」でなぜベルモットがわざわざフサエブランドのブローチを買いに行っていたのでしょうか?
考えられる理由は2つです!
<ベルモットがフサエブランドを買いに行った理由の考察>
- ベルモットが灰原哀と同じくフサエブランドが好きだから。
- ベルモットがフサエ・キャンベル・木之下の母親だから。
フサエブランドは有名ブランドなので、ベルモットが単純にこのブランドを好きと思っていても不思議ではありません。
しかし、フサエブランドはたびたび原作漫画にも登場しています。
個人的には、青山剛昌先生がフサエブランドに何か意味を持たせている気がしてならないよ!
「イチョウ色の初恋」で、運転手のビリーがフサエに対し、「オーケー。ボス」と言ったのを覚えているでしょうか?
そして、その後、ベルモットも「オーケー。ボス」と発言したことがあります。
※アニメ345話とコミック42巻「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」参照
そのため、ベルモット=フサエ説もあるわけですが・・・
もし”ベルモット=フサエ”なら、今回の映画でベルモットがわざわざ老婆に扮してブローチを買いに行った理由が説明ができないよね。
とはいえ、「オーケー。ボス」の発言から、ベルモットとフサエには何かしらの血縁関係があるとも考えられます。
もしかしたら、フサエはベルモットの娘で、黒の組織に近い人物なのかも!?
今回、ベルモットがわざわざブローチを買いに行ったのは娘のフサエのブローチをゲットするためとも考えられますよね!
それに、ベルモットと烏丸蓮耶には明らかに何か深い関係があるのは確実だよね!
かつて安室さん(バーボン)も、「組織が知ったら驚くでしょうね。まさかあなた(ベルモット)があの方の・・・」と言っています。
もしかしたらフサエの母親がベルモットで、ベルモットの再婚相手が”あの方=ボス=烏丸蓮耶”なのかも・・・?!
ここまでの考察をまとめておくよ。
<考察>
- フサエの母親がベルモット。
- ベルモットが烏丸蓮耶と再婚した。
- フサエの運転手のビリーは、再婚相手(烏丸蓮耶)の友達。
これはあくまで推測です(笑)
いずれにせよ、今後もフサエブランドはコナンのストーリーに深く関わってくるのではないかと考察するよ!
ベルモットがパシフィックブイを破壊した理由は?
結局、最後にパシフィックブイは爆破され、なくなってしまいました。
でも、なぜパシフィックブイを破壊する必要があったのかも気になりますよね!
パシフィックブイを破壊した理由も考察していくよ。
パシフィックブイを破壊した理由を考察!
やっぱベルモットって
— カイザーエンペラー (@Ultramanatsutsu) April 15, 2023
ラムよりボスと近い存在な
感じあるなー
ボスからの命令がちゃんと物で
描写されてるのってベルモット宛の
メール画面だけやもん#名探偵コナン pic.twitter.com/KmCg1nW4bK
あくまで推測ですが、ベルモットは老若認証がコナンの正体を明かしてしまうと察知したんだと思います。
そこで、ベルモットはボスに、”老若認証システムは、ボスの正体が明かされてしまう可能性がある”と伝えたのではないでしょうか?
実際に、ラムが老若認証システムを使ってボス(あの方)の居場所を探ろうとしていたよね!
つまり、ベルモットはボス(あの方)に「ラムがボスの正体を探っていた」などと伝えたのではないでしょうか?
こうしてベルモットはあの方の協力もあり、老若認証システムを改ざんすることに成功!
こうして、結果的にジンに老若認証システムは使えないと判断させ、パシフィック・ブイを破壊させることができたと考察します。
ベルモットはコナンの正体がバレる危険性を悟り、ボスに協力を依頼。
結果的に、ジンにパシフィックブイを破壊させることに成功したんだと思う。
ベルモットはボスのためもあるとは思いますが、やはりコナンを守るためにパシフィックブイを破壊したのではないでしょうか?
それにしても、ボス(あの方)は烏丸蓮耶だと判明していますが、やはり若返っているのか気になるところですよね!
もしボスが若返っていたとして、老若認証システムを使えば老人の顔からでもどこにいるのか居場所がつかまれてしまうよね。
個人的にはやはりボスは若返っていると思います。
そして、ベルモットもボスと同様に若返っている可能性は高いですよね。
と考えると、ベルモットがフサエの母親説もあながち間違いではないかも?
今後のコナンのストーリー展開も楽しみですね!
別の記事で、ボスは誰なのか考察してるよ。
気になる人は読んでみてね!
>>ボスは誰か考察中!
黒鉄の魚影でベルモットが灰原を助けた理由のまとめ
この記事では「ベルモットが灰原を助けた理由はなぜ?黒鉄の魚影の最後の意味を考察!」と題して、
- 「黒鉄の魚影(サブマリン)」で、なぜベルモットは灰原哀を助けたのか?
- 「黒鉄の魚影(サブマリン)」の最後で、パシフィックブイを破壊した理由は?
を考察を交えながらお伝えしました。
ベルモットが灰原哀を助けた理由は、
・コナンへの恩義
・コナンというシルバーブレットを失いたくなかったから
だと考察したよ。
さらには、コナン映画2023では、ベルモットはフサエブランドのブローチを灰原哀から譲ってもらったため、今回ばかりはその恩を返すため灰原哀を助けたとも考察できます。
こう考えると、ベルモットは律儀に恩を返す憎めないキャラだと思う!
皆さんの考えはいかがでしょうか?
この記事が皆さんの考察のお役に立てたら嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。